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元ベンチャー企業CIOにして、自称LOHASのカタリスト。日々のロハスな出来事をエッセイにしてみるつもりですが、全然関係ないことも一杯書いてるような気がする。


by lohasway
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食の安全性とは?

ブログ、めっちゃ久しぶりです!
ここ最近は、TwitterとFacebookばかりでしたが、久しぶりに長文を書きたくなったので、こちらで書きます。

今日は、月例のPTA役員会&運営委員会でした。
役員会の中で、校長先生から報告がありました。

「昨日の学校給食の準備中に、インゲンを使った料理があったのですが、仕上げの段階で調理師さんが虫の混入を発見しました。安全性を考え、そのインゲンは破棄して代わりの物を納入業者に急ぎ手配させる判断をしました。しかし、仕上げの直前だったため、結局給食の時間に間に合わず、インゲン抜きになってしまいました。申し訳なかったです。」

「異物混入というのは、あってはならないこと、特にプラスティックや虫等は子供たちの健康に関わることですので、万全をきすため、そのような判断させていただきました。」

さて、皆さんはこれを聞いてどう思いましたか。

俺は、その話を聞いて、ものすごく悲しくなりました。

校長先生や、調理師さんのとった行動は、もちろん彼らの立場からすれば正しいことだと思いますし、それを責める気もありません。

でも、農家の息子として、いや、ただ一人の人間として、どうしても悲しい。
聞いている間、心がザワザワずっとして、落ち着いていられませんでした。
だから、先生を責めるわけでもないですけど、そう言ってしまいました。

「私は先生のとった行動は間違ってないと思います。
でも、その話を聞いてただ悲しい。
そうしなければいけない、世の中が悲しい。たまらないです。」

そりゃ、虫は入ってない方がよいと思います。
子供たちが気持よく給食を食べられるよう、日々配慮していただけること、とてもありがたいです。
それは本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

でも、虫が付いていたから、捨てられることになった、その大量のインゲン。
虫がついていることは、いけないことなのか?
もし、うちの食卓でそのようなことがあったら、取り除いて終わりです。
あなたの家庭ではどうですか?
多くの家庭でも取り除いて終わりなのではないかと想像します。
万が一まだ虫が残っていて誰かが見つけたも、ごめんちゃい、でおしまい。
正直、ちっこい虫の一匹や二匹食べたって、なんの健康被害も起こるとは思えない。
実際食べてますし。
例えば、うちの親がつくる白菜なんて、虫だらけです。
虫の嫌いな人がみたら、きっと卒倒します。
でも、むちゃうまいです!

それが学校給食になると、捨てられる。
それが、レストランでもたぶん捨てられる。
何がしかのアレルギーがある子にあたっちゃったら大変だ。

でもその代償になるコストは?
食べ物を大事にしましょうという教育と相反しないのか?

私たちは毎日、動物や植物のいのちを「いただきます。」
そのことを、その意味を、子供たちにしっかりわかってほしい。
そういう教育であってほしい。

「この間ねー、調理師さんが給食の準備中に小さな虫を野菜の中に何匹か見つけたらしいですよ。きれいに取り除いておいてくれたらしいですけどね。今年の野菜のできはよさそうですねー。わっはっはっー。」

校長先生が、こう私たちに話をしてくれるような、世の中にしたい。
そんなことを一杯考えた今日一日でした。
by lohasway | 2011-02-11 00:40 | 子育て