元ベンチャー企業CIOにして、自称LOHASのカタリスト。日々のロハスな出来事をエッセイにしてみるつもりですが、全然関係ないことも一杯書いてるような気がする。


by lohasway
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CIO論 - ベンチャーこそITを活用せよ!

たまには、本職らしいネタも書こうかな、と思い立ち、まずは一回目。
そもそもCIOとはなんぞやから。

CIO(Chief Information Officer)は、日本語でいえば情報統括担当役員。
会社内のIT部門を統括するだけでなく,組織全体の情報戦略を推進する責任者も
負い、ITと経営の橋渡し的な役割を果たします。

最近では、個人情報や営業機密などの情報に関する内部統制をITの面から
実現することも必要とされてきており、21世紀の企業経営にはなくてはならない、
存在になってきています。

さて、ベンチャー企業や零細企業の悩みのタネのひとつが、質の高いITサービスや
人材の確保にあります。その活用こそが会社が伸びていくための成功要因の一つで
あるといっても過言ではありません。

ITをうまく活用することができれば、確実に経費節減や効率アップ、ひいてはネットでの
販路や売上拡大にも確実につなげられるます。しかし、日進月歩で進んでいくIT技術や
サービスを目利きをするのは、業界で働く人間にとってももちろんのこと、
ITに明るくない経営者にしたら、なおさら至難の業。
往々にしてコストパフォーマンスやクオリティ、昨今はセキュリティにも不安を抱えたまま
決済をしてしまっているのではないでしょうか。

何かシステムを導入する場合、とりあえずできることは、何社かに合い見積もりを出させて
安いところにお願いするか、知り合いのつてをたどるかに十中八九なっていると思います。
でも、そこにも落とし穴がいくつかあります。

まず安けりゃいいってもんでもない。
よくあるのは、初期費は抑えて、追加開発で稼ごうと目論むケース。
それから、導入費は抑えて、メンテナンス費用で元を取ろうとするケース。
あるいは、こちらが風呂敷を広げすぎたことを逆手にとり、それぐらいのビジネスを
するならこれぐらいのスペックのものが必要ですと、最初から必要もない高スペックな
ものを売り込もうとするケース。
セキュリティの不安をあおって、規模に見合わない対策を迫るケース。
営業する方も必死ですから、儲けるためにあの手この手を考えます。

また、逆につてをたどって安く上げてもらったりした場合には、
あまり批判的な意見ややり直しを遠慮してさせられなくて中途半端になってしまったり
することが往々にしてあるのではないでしょうか。

ベンチャーに関わって8年。
明らかにオーバースペックなシステムや、
目的のよくわからないシステム、
放置状態になっている企業サイト等に、
貴重な資金を数百万も投資しているケースを他社にいくつも見てきました。
何度、「事前に相談してくれれば・・・」と思ったことか。
それが、今の会社を起業した要因でもあります。

この問題は、単純にITスタッフを抱えれば解決するようなことでもありません。
IT技術者はどちらかというと、技術、ひいては自己満足や部分最適に走る傾向があり、
業務知識や全社的な視点を持つ経営センスを磨かないままだと、
結局そのパフォーマンスをあまり発揮できないままに終わってしまうこともあります。

最初からフルタイムでは必要ないでしょうし、資金的余裕もないでしょうから、
パートタイムでいいと思います。外部のCIO派遣サービスや、IT顧問サービス等の
専門家の活用は、決して無駄な投資に終わることはありません。
私たちは一回で荒稼ぎすることができないので、
長いお付き合いを期待しているのですから。
是非一度、相談されることをおすすめします。
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by lohasway | 2008-11-29 10:46 | ビジネス