元ベンチャー企業CIOにして、自称LOHASのカタリスト。日々のロハスな出来事をエッセイにしてみるつもりですが、全然関係ないことも一杯書いてるような気がする。


by lohasway
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伊藤ハムの回収騒ぎから見えてくるもの

最近あっちこっちで食品の回収騒ぎがおきているので、
またかと、ある意味なれっこになってきて驚きが薄れていっている気がしないでもないが、
今回の伊藤ハムの件は、非常に面白いことを浮き彫りにしていると思う。

それは、「水」の問題というか、伊藤ハムに限った話ではないが、
スーパーで売られている「ソーセージもどき」の実態。

今回、工場で使用している地下水に、微量ではあるが基準値を超えるシアン化物イオンや
塩化シアンが検出されたとして、回収を始めている。
食の安全を脅かす事件だとして、あちこちで非難の声があがっているが、
ちょっとまって、そもそも何でソーセージに水が入るんだ?
ソーセージって、豚の挽き肉に香辛料とかを混ぜたてこねた物を、
腸詰めにするんじゃないのか? 
と「世界のうめざわ」ではなく、「一消費者の私」は素朴に思うんだが、どうなんだ?

てなことで調べてみたら、なるほどねー。いろんなことがわかりました。



まず、たまたま西宮工場製の該当商品が冷蔵庫にあったので、ラベルを見てみました。
最初に驚いたのが、一番どうでもいいことだけど、製造者に記されている住所が
私の前の会社の目の前に住所だったこと。滅茶苦茶ご近所さんだったのね。
実質の本社は西宮市のようですが。

そして、肝心の原材料。
豚肉、鶏肉、豚脂肪、結着材料(でん粉、植物性たん白、卵たん白)、食塩、脱脂粉乳、砂糖、香辛料、ポークエキス、リン酸塩、調味料、ph調整剤、酸化防止剤、発色剤

あれれ、水はどこ? ネットでググッて見たところ、
そもそも国内法では、水は表記の必要がないらしい。

なるほど、ではどこに水が使われているかなのだが、どうも結着材料のベースのようだ。
では、そもそも結着材料とは何かなのだが、端的にいうと、
「安い原価で如何にソーセージ風においしくするか」を追求するためのマジックのようだ。

まず、シンプルにソーセージを作るなら、豚肉と香辛料だけでいいはず。
なのに、豚肉より安い鶏肉を混ぜるだけでなく、さらに安い脂肪分、
そして、もっと安い大豆やら小麦とかの「植物性たん白」を水に溶かして注入し、
「結着」という口実のもとに、「歩留り」をあげる、ようは「増量」しているわけです。
まさに一石二鳥ですな。
そして、こうすることに「ジューシー感」がでるそうです。一石三鳥か。

これを考えた人はすばらしいですね。ネットの特許検索でも、
この類の増量に関するテクニックがたくさん申請されておりました。
こりゃもうかりますなー。そりゃー、特許も申請しますわな。

しかしなんで、原材料に「脱脂粉乳」が入ってるんだ???
これはネットで検索してみてもわからなかった。でもどのメーカーのものにも入ってる。
メーカーに電話して聞いてみよっかな。まさか中国製でメラミン入ってたりしないよね・・・

まあ、またしても物には妥当な価格があることのいい勉強になりました。
豚肉だけでも店頭で100円/100gはするだろうに、その加工品が手間とか考えても、
1パック(100g) 200円程度で買える事が自体がおかしいよね。

近所に本場ドイツスタイルの手作りソーセージを売る店があるのだが、
その値段の意味がよくわかりました。
前から気にはなっていたが、ちょっと敷居が高そうで入れなかったのだが、明日行ってみよ。
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by lohasway | 2008-10-27 23:42