元ベンチャー企業CIOにして、自称LOHASのカタリスト。日々のロハスな出来事をエッセイにしてみるつもりですが、全然関係ないことも一杯書いてるような気がする。


by lohasway
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信じること

今週、涙が出るほど、とてもうれしいことがあった。

高一の息子が、2学期の期末考査の化学の試験において、

「平均以上がとれた」

と、言葉は短いが、でもうれしそうに話してくれたのだ。

だからどうしたって感じだが、
ここまでの彼の苦しみ、そして私自身の苦悩を思い起こせば起こすほど、
後からジーンとしてきてしまう。

彼の通う学校は、世間的に名の知れたかなりハイレベルの中高一貫の進学校。

もともと勉強の好きな子で、親として強制したつもりはなく、
だから塾に行きはじめたのも6年生になってから、しかも本人の希望で行きはじめ、
そしてあれよあれよというまに力をつけて、学校も本人が希望して、見事合格を勝ち取った。

ここまでが彼の栄光。

入ってからは苦悩の連続だった。

偏差値レベルでは、中の上ぐらいには居られるだろうと親としては勝手にもくろんでいたのだが、そこはこちらの都合のいい解釈でしかなかった。

もともと性格的にマイペース指向の強かったところが災いし、学校の学習スピードについていけなくなって、中一から早々に脱落。成績は常に下から数えた方が早い状態が続いていた。未提出の課題がたまりすぎて先生からも何度となく警告を受けたり、テストをほぼ白紙でだしてみたり、サボってみたり。

運動部に入っていたのだが、それも2年生の途中でほぼいかなくなり、かといって友達とあまり出歩くこともせず、一人部屋でぼーっとしていることが多くなり、あげくに悪いことをしでかして、何度かどつきもした。

親としてどうしてあげたらよいのかわからず、子供が苦しんでいる状態をみているこちらもつらくなって、何度「そんなに嫌でしんどいなら公立中学に入り直せ!」と、何の解決にもならない、問題から逃げるようなアドバイスというか、叱責をしてしまったことか。

かつて受験戦争をくぐりぬけてきた回りの友人達に相談すると、「もともとできる子なんだから待っていれば大丈夫。そのうちやるようになるって。」というし、たぶん俺も立場を入れ替えれば同じアドバイスをすると思う。

だけど実際、自分の子がそういう状態になってしまった時に、「信じて待つ」ということが如何に難しいことかを実感せざるを得ない数年間だった。

今から思えば、もともとマイペース指向だからこそ、高校受験が不要な一貫校に入ることが彼にとって良いことだと考えていたはずなのに・・・
まさに本末転倒。
親として反省しきり。

そんな矛盾と苦悩に満ちた日々の中からも、彼はなんとかペースを取り戻し、勉強が二回り目に入り始めたこともあって、(この学校は通常の高三までの学習内容を、高一までにほぼ終わらせてしまうのだ!)、ペースが追いついてきはじめ、教科によっては上位も狙えるようになってきて、自信も少しずつついてきたようだ。

その結果の一つが、今回の化学。
平均以上が取れるなんて、ちょっと前までの状態からは想像もできない。

何かが変わり始めていることが、親にとっても本人にとってもうれしくてしょうがいない一瞬だった。


「信じて待つ」

この言葉の意味が、これまでの経験と、最近本格的に始めたコーチングの勉強により、ようやく腹落ちして理解できるようになった気がする。

ただ信じる。

それだけのことが如何に難しいか

でも必ず力となることを

そして、信じた先にしか、望むべきものはない。
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by lohasway | 2009-12-20 13:10 | 子育て